投稿者:元ソフトボール部員

高校生の頃、私はソフトボール部に入っていました。私が2年の時です。ある日、近くの高校との練習試合がありました。はっきり言って格下の相手でした。4回までは5点リードしていたのですが、そこからミスを連発してしまい、結局逆転負け。学校に帰っても怒りの治まらない監督は、レギュラー部員にノックを始めました。特に集中攻撃を受けたのは、ショートを守っていたH先輩でした。おそらく30分以上ノックを受けていたと思います。その内にH先輩は意識が朦朧としてきたのか、足元がふらふらし始めました。時折わき腹の辺りを押さえたり、かなり辛そうです。私たちは監督に止めるよう言いましたが、聞き入れてくれません。そして、H先輩に限界が訪れました。グラウンドにつまづく様に倒れこむと、そのまま動かなくなってしまったのです。
「先輩!」
私たちは驚いて駆け寄りました。先輩は肩で息をしながら、少し白目を剥いています。その時私は、先輩の下半身がぐっしょりと濡れているのに気付きました。最初は汗だと思ったのですが、それにしては量が多すぎます。そして、微かにに漂う臭い。
(え?うそ?)
私は先輩のお尻の辺りを見ました。ユニフォームから、黄色い液体が流れ出しています。先輩は、おもらししてしまっていたのです。チームメイトが慌ててタオルで先輩の下半身を隠し、みんなで保健室に運びました。気を失っていたのは先輩にとっては幸いだったかもしれません。そうでなければ、恥ずかしくて耐えられないだろうから。
私たちは監督に抗議し、先輩に謝罪させました。でも、先輩の心の傷はきっと残ったままです。